千葉大学医学部付属病院は、他の医療機関、薬局、患者などと医療情報を共有するパーソナル・ヘルス・レコードシステム「SHACHI(シャチ)」を開発し、運用を始めた。スマートフォンで個人の診療記録や薬剤情報を記録、確認でき、患者の参加によりさらに効率的で的確な医療を進めるのに役立てる。

 千葉大学医学部付属病院によると、名前はソーシャル・ヘルス・アシスト・千葉の頭文字を取って命名された。病院の医師や看護師、調剤薬局の薬剤師、介護施設のケアマネージャーらがまとめた診療結果や紹介状、処方箋、看護結果、処方結果、療養報告などを保存することができ、患者らがスマートフォンを通じていつでも閲覧できる。参加機関が作成した疾病や病態に関する研究用資料、説明用資料も共有でき、実際の医療現場で利用することも可能になる。また患者からも、服薬や食事、運動、血圧など自分の情報を入力して記録したり、診療に対する疑問なども書き込めたりできるという。

 千葉県は2013年から地域での疾病管理を目指し、県内医療機関を結ぶITネットワークを構成していたが、2015年に資金難で運用を終えた。この際、患者の参加がない医療機関限定で始めたことにより、十分な効力を発揮できなかったことから、千葉大学医学部付属病院は患者のメリットのあるシステムとしてシャチを立ち上げた。

千葉大学

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大学ジャーナルオンライン編集部

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