工学院大学は、民間企業が支援金付きで提示する課題に学生が卒業論文や設計提案で取り組む「ISDCプログラム」を始めた。2016年度は建築学部の学生と建築学を専攻する大学院生が参加するが、大学側は2017年度以降、参画企業の広がりを見ながら全学部へ広げていきたい考え。

 工学院大学によると、このプログラムに参画する企業はセブン&アイ・ホールディングス傘下でショッピングセンターの店舗開発をするモール・エスシー開発(東京、近藤悦啓社長)と、総合建設業のフジタ(東京、奥村洋治社長)。

 参画企業から複数の課題が学内公募で提示され、参加希望の学生が研究計画書を作成して応募する。研究計画書を大学と企業で審査し、参加学生を決める。学生は企業からの支援金を有効活用しながら、研究成果を卒業論文や設計提案にまとめ、最終発表会でプレゼンテーションする。

2016年度はモール・エスシー開発とフジタから
■新しい人の流れをつくるショッピングセンター
■大型商業施設における高齢者の歩きやすさ向上策
■タイル付きコンクリート外壁の環境負荷低減型解体方法
■住宅密集地での街区継承と更新の研究
-などの課題が提示され、建築学部の学生10組、11人が2017年2月の課題発表会に向けて研究に取り組んでいる。

 工学院大学はこの研究を通じ、学生が研究室で体験できないリアルな世界を体感することを期待して制度導入に踏み切った。企業側にも学生の柔軟な発想を活用でき、将来の人材育成につながるメリットがある。

工学院大学
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伝承を継承しつつ、さらなる進化を続ける大学

 2011年の日本初の「建築学部」開設を皮切りに、2015年「先進工学部」創設、2016年「情報学部が従来の2学科体制から4学科体制に、そして、2017年4月には伝統の工学部に「電気電子工学科※」誕生と、常に時代に即した改革を続けています。さらに、八王子キャン[…]

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大学ジャーナルオンライン編集部

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