日本学生支援機構は、無利子奨学金受給希望者に対する低所得世帯の成績基準を実質的に全廃した。成績基準の全廃は経済的な理由により、進学を断念せざるを得ない人の後押しをいっそう図るのが狙いで、現在の高校3年生が大学進学後に利用する奨学金の予約採用について、追加募集に入っている。

 文部科学省によると、日本学生支援機構の貸与型奨学金は大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の専門課程、大学院で学ぶ人が対象。利息のない無利子奨学金と利息が付いた有利子奨学金がある。

 このうち、無利子奨学金は高校や専修学校高等課程の成績に平均3.5以上の基準が設けられていたが、日本学生支援機構は政府が8月に閣議決定した「未来への投資を実現する経済対策」を踏まえ、無利子奨学金に含まれていた成績基準の撤廃を決めた。

 松野博一文部科学相は記者会見で低所得者層のうち有利子奨学金を受ける予定の約2万人が無利子奨学金の対象者となることを明らかにした。2017年度から導入される新所得連動変換型制度の適用で返還時の負担がより軽減されると見込まれている。

参考:【文部科学省】無利子奨学金追加募集のお知らせ~低所得世帯の生徒に係る成績基準の実質的撤廃~

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大学ジャーナルオンライン編集部

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