2016年11月15日、神奈川歯科大学の献体事業と横須賀市のエンディングプラン・サポート事業とが連携協定を締結。自治体と大学との協定は全国初となる。

 献体とは、死後、医・歯学教育及び研究のために、遺体を無条件・無報酬で提供すること。横須賀市内では神奈川歯科大学が献体事業を行っており、2015年の献体登録者は745名となっている。献体は、本人の「医・歯学に貢献したい。」という崇高な理念によって支えられているが、ひとり暮らしで頼れる身寄りがいない人の場合、献体の登録を希望しても、大学側も断らざるを得ないのが現状だ。これは、身寄りのない人の場合、死亡手続きや納骨、あるいは死亡情報を大学に知らせる“頼れる遺族”がいないことが多いためだという。

 一方、横須賀市では、ひとり暮らしで頼れる身寄りがなく生活にゆとりのない人を対象に、生前の希望に基づいた死亡手続きや葬儀・納骨の支援を行う“エンディングプラン・サポート事業”を、2015年7月から始めている。

 神奈川歯科大学は、このエンディングプラン・サポート事業と連携協定を結び、頼れる身寄りのない人が献体を希望した場合、本人の同意のもとエンディングプラン・サポート事業にも同時に登録し、大学と市とで情報を共有する。そうすることで、死亡手続きや納骨手配、死亡情報の入手に関する不安が払拭され、身寄りのない人の献体登録の希望に応じられるようになる。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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