東京都文京区にある学校法人郁文館夢学園が運営する郁文館中学校では、2020年の大学入試改革を見据え、小学校時代の経験や表現力・対話力などの筆記試験だけでは測ることが出来ない能力を、プレゼンテーションを通して評価する新型中学入試「ルーブリック評価型入試」を導入する。

 昨今、大学入試改革の議論の中で、中等教育では“知識・技術”だけでなく“思考力・表現力・判断力”を育み、“主体性・協働性・多様性”を重視すると謳われている。郁文館夢学園では、入試においても学力だけではなく、自己肯定感やコミュニケーション能力が高く、周りの生徒に良い影響力を発揮できる生徒を求め、プレゼンテーションなどで評価する新方式の入試制度「ルーブリック評価型入試」を導入する。

 ルーブリック評価型入試とは、学力を問う従来型の入試とは異なり、「経験値」「論理的思考力」「未来を追いかけ力」といった観点を評価基準表(ルーブリック)を用いて評価するもの。各観点を、「S:期待するレベルをはるかに超えて満足できる」「A:十分満足できる」「B:概ね満足できる」「C:期待するレベルに到達していない」の4段階で評価し、合格基準は、提示される観点全てにおいて、B評価以上となっている。

 例えば、「論理的思考力」の観点で評価基準表に示されている評価ポイントは、「S:自身の経験を、豊かな表情、はっきりとした口調、適切な声量を以て、聞き手にきわめて分かりやすく内容を整理して伝えている」「A:自身の経験を、口調、声量などに留意して聞き手に分かりやすく内容を整理して伝えている」「B:自身の経験を、聞き手が理解できるよう工夫して伝えている」「C:自身の経験が、聞き手にうまく伝わらない」。他の観点の評価基準も郁文館夢学園HPで受験生に開示されいる。

 ルーブリック評価型入試は、2017年2月2日から実施され、他校との併願受験も可能。出願受付は2017年1月20日~2月1日。試験内容は、活動報告書の記入(約20分間)、複数試験官の前でのプレゼンテーションとQ&A(約15分)となっている。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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