関西大学は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が新たなアトラクションを導入後10年間で、全国での経済波及効果が11.7兆円に上るとする試算を発表した。

 関西大学の宮本勝浩名誉教授らが「USJの今後10年間の経済波及効果の総計」と題した分析結果を公表。USJは2016年3月、開園15周年を迎え、新たなアトラクションとして任天堂ゲームを再現するエリアを新規展開すると発表した。このニューアトラクション導入後の10年間での経済波及効果を計算した結果、全国で約11.7兆円、近畿圏では約6.2兆円と算出。雇用効果は約108万人に及ぶと試算した。

 新アトラクションは、現在人気の「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」を上回る人気のアトラクションになると推定している。テーマパーク成功のカギはリピーターの確保にあると言われており、アトラクションなどの導入を含めて入場者を飽きさせない工夫が必要だという。USJでは2012年3月 に「ユニバーサル・ワンダーランド」がオープンして以来、「バックドロップ」の導入、「ウィザーディング・ ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の開業など、子どもと大人のリピーターの獲得に努めてきた。今後も新しいアトラクションを導入した場合、多くの入場者の心をつかむことが可能だと分析している。

 宮本名誉教授はこれまで、財務省財政制度等審議会臨時委員、総務省情報通信行政・郵政行政審議会委員などを歴任。「2016年広島東洋カープ優勝の経済効果」、「三毛猫『たま駅長』の経済波及効果」、「SMAP解散で失われる経済効果」などを発表している。

参考:【関西大学】ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の ニューアトラクション導入後 10 年間の経済波及効果 近畿圏において約 6.2 兆円、全国では約 11.7 兆円(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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