全国大学生活協同組合連合会は、新入生の保護者を対象とした「保護者に聞く新入生調査」を実施(2007年から毎年4月~5月に調査)。2017年1月10日に概要を発表した。2016年は122大学生協の20,906名から回答を得た。新学期事業の総括および次年度提案の基礎データとするのが目的。

 受験から入学までの費用(平均値)は、自宅生の場合、国公立で125万円前後、私立で約137万円(文科系)~約227万円(医歯薬系)。下宿生の場合、国公立で200万円前後、私立で約210万円(文科系)~約290万円(医歯薬系)。平均額は国公立・自宅・医歯薬系の約124万円が最も低く、私立・下宿・医歯薬系約293万円が最も高い。医歯薬系は受験学部数が少ないことも特徴(平均2.6学部)。

 費用面の準備として「学資保険に入っていた」が5割以上、「奨学金を申請した」が3割以上だが、いずれもここ数年では減少傾向。一方「貯蓄を切り崩した」は3割以上で2011年以降増加しており、奨学金に頼らない傾向があるという。ただ、「奨学金」は前年比で増加しており、政府の給付型奨学金創設などの動向に注目すべきとしている。

 また、受験から入学までの保護者の意識については、大学選びの関心事のうち全体で最も高いのが「設置者(国公立・私立)」で約6割。次いで「大学の所在地」が5割以上。「就職率などの就職実績」は2014年からわずかに減少。全体として保護者の心配事は過去数年で、「就職や将来」から子どもの大学生活自体への移行がみられるという。

 入学までの行動については、入学した大学のオープンキャンパスには新入生の約5割が参加。入学式は、出席した新入生の約7割に同行者(うち7割が母親)がいる。過去数年でわずかに増加傾向にある。

参考:【全国大学生活協同組合連合会】新入生の保護者20,906名から集約「2016年度保護者に聞く新入生調査」概要報告

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大学ジャーナルオンライン編集部

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