工学院大学先進工学部は2017年1月24日、東京都八王子市中野町の八王子キャンパス総合教育棟で第6回先進工学部研究討論会(八王子商工会議所、多摩信用金庫後援)を開く。水ですすぐだけで油汚れが落ちる表面の設計や、ワイドギャップ半導体の魅力についての研究を紹介する。

 工学院大学によると、研究討論会は午後3時から始まり、開会あいさつのあと、小林元康先進工学部応用化学科教授が「双生イオン高分子ブラシによる汚れない表面の設計」、尾沼猛儀先進工学部応用物理学科准教授が「ワイドギャップ半導体の魅力~物性物理からデバイス工学まで」と題してそれぞれ研究発表する。

 小林教授は、材料表面にひも状の高分子を生やして歯ブラシのような構造にした分子組織(ポリマーブラシ)が、10万分の1ミリの薄さでも材料表面の接着性や防汚性を劇的に変え、水ですすぐだけで油汚れを落とす現象とその仕組みを紹介する。

 尾沼准教授は、窒化物半導体がLEDやレーザーダイオードなどさまざまな光電子デバイスに用いられているのに対し、酸化物半導体が能動デバイスに実用化された例が少ないことを挙げ、酸化物半導体を中心とする新規ワイドギャップ半導体材料の物性と期待される特性について紹介する。

 工学院大学先進工学部は八王子キャンパスに多くの研究室を抱えていることから、八王子地区の企業に研究に対する理解を深めてもらい、共同研究を進めようと、研究討論会を開いている。

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 2011年の日本初の「建築学部」開設を皮切りに、2015年「先進工学部」創設、2016年「情報学部が従来の2学科体制から4学科体制に、そして、2017年4月には伝統の工学部に「電気電子工学科※」誕生と、常に時代に即した改革を続けています。さらに、八王子キャン[…]

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大学ジャーナルオンライン編集部

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