2016年4月の熊本地震で甚大な被害を受けた東海大学阿蘇キャンパスは、2018年度以降の農学部及び農学研究科の授業の運営方針を発表した。

 熊本地震で被災した阿蘇キャンパスでは、震災後、学外の専門家を含む地盤調査委員会を設置し、調査および検討を行った。その結果、1号館の直下をはじめ各所に断層が走っていることが確認され、少なくとも断層の上には新規建物の建設ができない状況であることが明らかになり、震災前と同様の全面的な阿蘇キャンパスの再建は不可能であるという結論に達した。

 こうした阿蘇キャンパスの現況を踏まえ、農学部及び農学研究科の授業運営については、現在に引き続き2018年度以降も熊本キャンパスを拠点として講義・授業を実施することとなった。

 また阿蘇キャンパスにおいては、十分な安全性を確保した上で立入制限区域を設け、農場や放牧地などを中心に継続的な利用が可能な部分は再整備して、2018年度以降に順次、フィールドでの実習を中心とした専門授業・研究に利用していくという。その際、熊本キャンパスから阿蘇キャンパスまでの学生の移動手段は、学生の安全性と経済的な側面を考慮し、大学バスを使用する。

 東海大学では、引き続き中長期的な視点で関係諸機関と慎重に検討を重ね、進捗があり次第、随時報告していく考え。

この記事が気に入ったらおねがいします。

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。