日本学生支援機構は、無利子の第一種奨学金について低所得者世帯の生徒に対する成績基準を実質的に廃止し、2016年10月から追加推薦を受け付けていたが、1万980人を採用候補者とすることを決めた。

日本学生支援機構の貸与型奨学金は大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の専門課程、大学院で学ぶ人が対象。利息のない無利子の第一種奨学金と利息が付いた有利子の第二種奨学金がある。

このうち、第一種奨学金は高校や専修学校高等課程の成績に平均3.5以上の基準が設けられていたが、日本学生支援機構は政府が2016年8月に閣議決定した「未来への投資を実現する経済対策」を踏まえ、無利子奨学金に含まれていた成績基準の撤廃を決めた。

成績基準の撤廃は経済的な理由により、進学を断念せざるを得ない人の後押しをいっそう図るのが狙いで、対象者は生計を維持する者の住民税所得割が非課税であり、特定の分野で特に優れた能力を持つか、大学進学後に優れた成績を修める見込みがある生徒。
これを受け、日本学生支援機構は現在の高校3年生が大学進学後に利用する奨学金の予約採用について、学校長からの追加推薦を募集していた。

日本学生支援機構は今後、大学進学後に進学先を通じて申し込みを受ける在学採用も予定している。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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