千葉市と東京大学生産技術研究所は、人工知能(AI)を活用した道路管理システムの実証実験を始めた。自治体の公用車に取りつけたスマートフォンで路面の状況を自動撮影し、修繕が必要かどうかをAIが判定する仕組み。実用化されれば業務効率の大幅向上が期待できそうだ。

 千葉市によると、システムの名前は「マイシティーレポート」。千葉市の呼びかけを受け、東京都足立区や千葉県市原市、北海道室蘭市も実験に参加している。
撮影された路面の画像は共有サーバーに転送され、AIが
■修繕を要す
■損傷はあるものの、修繕は不要
■損傷なし
-の3段階に分類する。市の担当者らがAIの判断に誤りがないかチェックし、学習用サーバーにデータを蓄積、システムの精度を高めていく。職員による目視点検より効率的なうえ、広い範囲をカバーできる利点がある。

 実証実験は2018年度いっぱい続けられる予定。千葉市は市民が歩道や公園の損傷をスマートフォンで市へ報告する「ちばレポ」を導入しているが、マイシティーレポートにも市民からの報告を受けつける機能を持たせ、2019年度をめどにちばレポをマイシティーレポートに一本化する。さらに、全自治体協働のプラットフォームとして活用する計画も持つ。

 道路や橋など公共インフラは、バブル期以前に建設されたものが今後、老朽化する。その数は非常に多く、職員の目視による点検ではなかなか効率が上がらない。千葉市広報広聴課は「新システムを実用化できれば迅速な対応が可能になる」とみている。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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