2015年7月20日(月)、名古屋市立大学(愛知県名古屋市)の「蝶ヶ岳ボランティア診療班」は長野県蝶ヶ岳(ちょうがたけ、2677メートル)の山小屋「ヒュッテ」で夏季限定の診療所をオープン。診療所での活動は今年で18年を迎えます。診療所の開所期間は、8月23日(日)までで、110 名の学生部員と80 名を超える同大学の教職員、医療関係者、卒業生の医師や看護師たちが班を作り、交代で運営。昨年は35日間で約120人の登山者を診察しました。

ホームページより引用

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学生班員は、交代で数日おきに蝶ヶ岳山頂に宿泊して医師の診療活動をサポート。予診や診察の補助、薬剤やガーゼなどの管理と補充を行います。また、学生は診療所内に24 時間待機し、早朝や夜間でも患者さんを受け入れる体制も整えています。さらに診療所の周知や体調不良者の早期発見を目的として登山者に対して声かけ運動を行ったり、学生や医療スタッフが講師となって山小屋内で「外傷の対処法」「高山病の予防対策」といったセミナーを開催したりします。

 2005年、診療所を通り過ぎた男子高校生が、高山病とみられる症状で死亡。以来、気軽に立ち寄れるようにと、診察費をなくし、代わりに任意の寄付金を受け取ることにしましたが、ほとんどは大学や卒業生からの支援金で賄って活動いるのが現状です。
 日本登山医学会によると、今夏、北アルプスで大学が開いている診療所は計23カ所。学生たちが山の安全を支えています。ただ、小屋までの往復を含めて長期のボランティアになるため、医師の確保が各大学の一番の課題となっています。

出典:【名古屋市立大学】学生の手で山岳診療をささえる!「名古屋市立大学蝶ヶ岳ボランティア診療班」(PDF)
【名古屋市立大学蝶ヶ岳ボランティア診療班】ホームページ

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大学ジャーナルオンライン編集部

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