信州大学は長野県飯田市座光寺の南信州・飯田サテライトキャンパスで「航空機システム共同研究講座」と「社会人スキルアップコース」の開講式を開いた。航空宇宙分野での新たな研究開発を進め、飯田地域や航空機産業へ高度人材を輩出することを目指している。

 信州大学によると、記念式典では、濱田州博信州大学学長のあいさつや入学生代表の宣誓のあと、研究スタッフの紹介や社会人スキルアップコースの公開授業があった。

 日本は戦後のYS11以来、長く途絶えていた航空機産業を復活させようと国産ジェット機MRJが開発され、就航に向けた準備が進んでいる。しかし、航空機部品のコストベースで7割は海外製品。航空機部品は安心、安全が最優先されることから、新規参入が難しいためで、参入障壁を乗り越えられる企業の育成が急務となっている。

 信州飯田地区は航空機産業特区の指定を受け、多摩川精機(飯田市、荻本範文社長)を中心に航空機産業の育成が進められている。これを受け、信州大学は南信州・飯田サテライトキャンパスで航空機システム共同研究講座を開設、本格的な教育研究活動と人材育成を進めることにした。

 さらに、信州大学は2016年10月、先鋭領域融合研究群次代クラスター研究センターに「航空宇宙システム研究センター」を設け、次世代航空機やロケットに関連する技術分野の研究開発に力を入れている。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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