文教大学は東京都足立区花畑に取得した用地に2021年、東京あだちキャンパス(仮称)を開設することを決めた。神奈川県茅ケ崎市の湘南キャンパスにある国際学部と経営学部を全学年移転し、埼玉県越谷市の越谷キャンパスと合わせて3キャンパス体制にする。

 文教大学によると、東京あだちキャンパスは東京ドーム1個分の広さに当たる約4万8,800平方メートル。国際学部の国際理解学科、国際観光学科、経営学部の経営学科が置かれる。学生数は国際学部980人、経営学部660人の合計1,640人になる見込み。

 新キャンパス開設決定に伴い、足立区と包括連携協定を結んだ。文教大学で開かれた調印式には、近藤研至文教大学学長、近藤やよい足立区長らが出席、協定書に調印して活力ある地域づくりや人材育成、生涯学習の推進などで協力を約束した。

 文教大学は1966年に立正女子大学として越谷市で開学し、1976年に文教大学に改称、1977年から男女共学に変わった。現在は越谷市と茅ケ崎市に7学部、5研究科があり、約8,600人の学生が学んでいる。小学校教員採用者数では全国の私立大学で10年連続第1位(国公私立全国第4位)、中学校教員採用者数でも全国の私立大学で4年連続第1位(国公私立全国第2位)を誇っている。

大学ジャーナルオンライン編集部

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