香川大学は、2018年度からの創造工学部の新設、経済学部の改組について文部科学省から認可するとの内示があったのに伴い、記者会見を開いて概要を説明した。

 長尾省吾学長が創造工学部の新設、経済学部の改組について報告するとともに、今回の改革を「香川県や地域経済界の要望を踏まえて行うもので、若者にとって魅力ある学修の場にしたい」と意気込みを語った。
続いて筧善行副学長(研究・評価担当)が高校生や企業を対象とした新学部設置に関するニーズ調査の結果を説明、「入学したい」と答えた高校生、「卒業生を採用したい」とした企業がそれぞれ入学定員を上回り、ニーズが十分にあることを示した。

 香川大学は2018年4月、創造工学部の新設など4つの組織改編を計画している。創造工学部は改革の柱で、入学定員330人。従来の工学部は4学科で構成していたが、1学科にして「造形・メディアデザイン」「建築・都市環境」「防災・危機管理」など7つのコースに分ける。経済学部は定員を現在より50人少ない250人にする。

 全国の国立大学医学部で初めての臨床心理学科の設置、大学院農学研究科の改組は、追加の書類を提出して引き続き審査を受ける。

香川大学

独自の三位一体型教育(DRI教育)で、創造的・人間性豊かな専門職業人・研究者へ

香川大学は、「世界水準の教育研究活動により、創造的で人間性豊かな専門職業人・研究者を養成し、地域社会をリードするとともに共生社会の実現に貢献する」ことを理念とし、6学部において約5,600名の学生を教育しています。全学部学生に共通の教育の柱として、独自の三位一[…]

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