立命館大学 総合科学技術研究機構スポーツ健康科学研究センター(滋賀県草津市)と、東京大学スポーツ先端科学研究拠点(東京都目黒区)とは、2017年8月25日に、人々の健康増進やスポーツ文化の発展に寄与することを目的に連携協定を締結。今後は人的・知的資源の交流と物的資源の活用を図り、スポーツ医学・科学および健康科学研究を発展させるとともに、その成果を広く活用していく。

 立命館大学のスポーツ健康科学研究センターは、2002年設置の「スポーツ健康産業センター」を経て、2012年より現名称。スポーツ&ウェルネス統合研究拠点として設立当初より産学連携を重視し、直近5年間では150件以上の受託・共同研究に取り組んできた。研究専用のMRIなど、高度な研究に欠かせない最先端の設備があり、76名の研究者が在籍。

 東京大学スポーツ先端科学研究拠点は、2016年5月設置にされ、現在研究者は52名。東京大学において蓄積されてきた学術成果を基盤としつつ、健康寿命の延伸、障がい者のQOL向上、アスリートの競技力向上などの社会的課題に対し分野横断的に取り組むことで、学術成果を社会に還元することを目指している。

 今回の連携協定締結によって、両大学による分野横断型の研究を推進。これまで専門的知識とされてきたスポーツ健康科学を人びとの健康増進に役立てることで、2020年以降の健康長寿社会の実現に貢献することを目指す。また、若手研究者を中心に人材育成にも取り組んでいく。

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明治10年設立。日本で最も長い歴史を持ち、日本の知の最先端を担う大学

東京大学は東京開成学校と東京医学校が1877(明治10)年に統合されて設立されました。設立以来、日本を代表する大学、東西文化融合の学術の拠点として、世界の中で独自の形で教育、研究を発展させてきました。その結果、多岐にわたる分野で多くの人材を輩出し、多くの研究成[…]

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