北陸大学(石川県金沢市)は、薬学部・医療保健学部、2017年4月に新設された経済経営学部・国際コミュニケーション学部の4学部において、従来のAO入試を抜本的に改革。「21世紀型AO入試」を2017年度入試から実施する。

 新入試は、医療系学部の「21世紀型医療人育成AO入試」、経済経営学部と国際コミュニケーション学部の「21世紀型スキル育成AO入試」の2つ。実社会で役立つ力は、知識や技能だけではなく「思考力・判断力・表現力」「主体性・協働力」も重視されるとし、それらの能力をさらに伸ばしたいと考える学生の“21世紀を生き抜くチカラ。”を多面的かつ総合的に評価する。

 選抜方法は学部毎に異なり、医療系学部では、グループワークでの科学実験を実施。協働して課題を遂行し、その結果をレポートにまとめる過程で「思考力・判断力・表現力」「主体性・協働力」を評価。

 経済経営学部では、コンピテンシー(行動特性)評価型を導入。室内または屋外でアクティビティが行われ、「主体性と協働力」を体験学習プログラム「プロジェクト・アドベンチャー」の手法を用いて、1日かけて評価する。国際コミュニケーション学部は、アクティブラーニング型のグループワークを用いて、受験生の「海外への関心度」と「思考力・判断力・表現力」を評価する。

 副学長である中越元子教授(薬学部)は、「医療には高度な知識や技術だけでなく、患者さんに寄り添うことのできる“人としての倫理観や優しさ”が身についていなければならない。」とコメントし、21世紀における国際化、情報化、先端医療の進展の中、多方面で貢献することのできる医療人の育成を目指すとしている。

 さらに、入試改革をきっかけに、従来の知識や技能だけでは測り得なかった学生たちの対人スキルや対自己スキル(セルフマネジメント)を伸ばすことも狙いのひとつ。経済経営学部・国際コミュニケーション学部の山本啓一部長は「現代社会において、幅広い知識と柔軟な思考力に基づく判断力、異なる文化や歴史を背景に有する多様な人々と共存を図る力など、変化に対応できる能力や資質が求められている」と話す。

 エントリーや出願方法の手順、および手続の詳細については、2018年度学生募集要項に掲載している。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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