世界的な学術情報会社のクラリベイト・アナリティクス(本社・米フィラデルフィア)は、ノーベル賞の事前予測として知られる2017年のクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞(旧トムソン・ロイター引用栄誉賞)に、日本からノーベル化学賞候補として、新型太陽電池を研究する桐蔭横浜大学の宮坂
力特任教授を選んだ。

 クラリベイト・アナリティクスによると、宮坂教授は特殊な結晶構造の1つであるベロブスカイトが新型太陽電池として使用できることを発見し、2009年に発表した。材料を塗るだけで製作でき、曲げたり半透明にしたりすることが可能。低コストで窓に張るなどして使用することができる。
宮坂教授は「研究が実用化され、社会貢献を果たすのを見届けたい」とのコメントを発表した。

 クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞は論文の引用分析結果からノーベル賞クラスとされる研究者を選出している。ノーベル賞のうち、医学・生理学、物理学、化学、経済学と同じカテゴリーで、2002年からこれまでに受賞した43人が実際にノーベル賞に輝いた。

 過去にこの賞を受けた日本人は25人。このうち、山中伸弥氏が2012年のノーベル医学・生理学賞、中村修二氏が2014年物理学賞、大隅良典氏が2016年医学・生理学賞を受賞している。

この記事が気に入ったらおねがいします。

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。