慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科で幸福学の研究に携わる前野隆司教授と、統計学による性格診断サービスを開発した株式会社m-gramは、株式会社博報堂の「ソロ活動系男子研究プロジェクト」を発展させ「つながるぼっち(独身生活者のつながり)」をテーマに協業するプロジェクトを開始した。

 「ソロ活動系男子研究プロジェクト」では、これまで自由で自立したライフスタイルを謳歌する単身・独身男性の研究活動及び企業のマーケティングを実施してきた。しかし、未婚率・離婚率の上昇や高齢独身者の増加など、2035年には独身者が人口の5割、単身世帯も4割弱という「超ソロ社会」になることから、研究対象を独身男女や離別・死別に伴う高齢独身者も含めた独身生活者全般に拡大。それに伴い、名称も「ソロもん(独身生活者)LABO」に変更した。

 「ソロもんLABO」はソロ社会だからこそ、従来の家族や職場以外での「人とのつながり」が重要で、それが個人の幸せにも影響すると考え、個々人の内面意識を分析。意識や価値観などの「考え方でつながる」仕組みづくり、場づくりを模索・実現し、「ぼっち」であっても社会的に孤立しない関係性のあり方を研究していくという。

 今回の協働プロジェクトは、そうした課題をテクノロジーによって解決することを目的とし、約400万人の性格診断データを保有するm-gramラボと共同で、個人の内面意識による相性マッチング分析研究などを実施する。

 今後は独身生活者同士のマッチングだけでなく、独身生活者の幸福につながる仕事やモノ(書籍、映画、趣味など)などの研究を行う予定。また、平行してセミナーやワークショップ、体験イベントを3者で協業しながら実施し、将来的にAIの活用を含めた「独身生活者同士のつながりと幸せ」の可能性を模索する。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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