学校法人藤田学園は、運営する藤田保健衛生大学が2018年に開学50周年を迎えるのに合わせ、大学の名称を藤田医科大学に改めることを決めた。現在、文部科学省へ事前の相談書提出を準備中で、認められれば2018年10月からの名称変更を予定している。

 藤田学園によると、藤田保健衛生大学は1968年、名古屋保健衛生大学として開学した。当初は衛生学部だけだったが、1972年に医学部と総合医科学研究所、1978年に大学院医学研究科を開設し、1991年に藤田保健衛生大学に名称を変更している。

 現在は愛知県豊明市に本部を置き、医学部と衛生学部から改称した医療科学部、大学院の医学研究科、保健学研究科を持つ。キャンパス内には付属病院の藤田保健衛生大学病院、看護専門学校も併設されている。

 藤田学園は大学の開学50周年に合わせ、大規模なキャンパスの再開発と高いブランドを構築する目標に向けた取り組みを進めている。その目標に向けて次の半世紀で医学と医療のイノベーションを進める学園の姿勢を明確にしようと、大学名の変更を決めた。英語名称の「Fujita Health University」は変更しない。

大学ジャーナルオンライン編集部

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