大学が開設する無料のオンライン講座「MOOC(Massive Open Online Courses)」が社会人の学び直しに有効なことが、NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションと、日本オープンオンライン教育推進協議会の合同調査で分かった。MOOCは簡単な登録だけで無料で講義を閲覧・学習でき、修了条件を満たすと「修了証」が発行される仕組み。

 NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションによると、調査は8、9月、同社のモニターに登録している全国1,300人を対象に実施した。

 学習したい分野としては「音楽、映画」、「歴史」、「心理学」が上位を占め、男性の1位は「歴史」、女性の1位は「心理学」。男性はビジネスや実学系、女性は生活に密着した分野に強い関心を示した。

 学生時代に学んだ専攻科目の学び直し経験者はまだ2割にとどまるが、前年に比べわずかながら上昇している。その理由を聞くと「職業上、復習が必要」が48.3%、「専攻科目の知識だけでは不十分」が42.5%を占め、必要に迫られた学び直しが増えていることが分かった。理工系出身者では、プログラミングや統計学を含む情報系分野が35.3%と圧倒的に多かった。

 オンライン講座自体は8割以上が高い評価を与えているが、全世界の学習者が5,800万人以上に急増する中、国内の学習者は2017年9月末現在で40万人程度にとどまり、依然として国内での認知度の低さが課題になっている。

参考:【NTTコム リサーチ】大学のオープン化に関する調査結果(2017)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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