大学入試センターは、2017年11月13~24日の日程で、2020年度から導入される大学入試センター試験の後継テスト「大学入学共通テスト」において、問題の構成や内容の工夫・改善、採点方法などについて試行し検証を行うための試行調査(プレテスト)を全国の高等学校・中等教育学校の約38%にあたる1,889校で実施。その概要や問題及び正答率を速報した。

 試行調査(プレテスト)で実施された科目は、国語、数学①(数学I・A)、数学②(数学II・B)、地理歴史(世界史B・日本史B・地理B)、公民(現代社会)、理科(物理・科学・生物・地学)。受検対象は国語と数学①が高校2年生以上、それ以外の科目は、原則高校3年生以上だった。

 受験者の合計は178,129人で、2017年11月27日時点でのマーク式問題答案の読取率は69.4%で、国語と数学の記述式問題の正答率はまだ公開されていない。

 プレテストの数学①(数学I・A)において、最も正答率が低かったのは、事象の特徴をとらえて数学化し問題の本質を見出す力を問う第5問(5)で、正答率は0.9%だった。物理では、比熱容量についての理解を問う第3問の問5の正答率が2.5%と最も低かった。

 今回の試行調査で出題された問題の構成や内容は、必ずしもそのまま2020年度からの大学入学共通テストに受け継がれるものではなく、実際の大学入学共通テストの問題構成や内容等がどのようなものになるかは、今回の試行調査の解答状況等の分析を踏まえて検討される。

 また、2018年度の調査は、実際に「大学入学共通テスト」の試験会場となる大学で行う。問題作成や採点方法に加え、試験の実施運営等を含めた総合的な検証を行う予定だという。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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