京都大学とセガサミーホールディングス株式会社は、ギャンブル依存症領域において、ギャンブル依存症の発症メカニズムの解明を図る共同研究を行うことに合意した。

 京都大学とセガサミーは、ギャンブリング行動の遷移に関するデータの収集と分析を通じて、ギャンブル依存症のプロセス研究を産学共同で行い、京都大学こころの未来研究センターにおいて、2021年までの約3年間の予定で研究に取り組む。

 実際に営業中の海外カジノ施設における日本人を含むプレイヤーのプレイデータを収集、分析することにより、人が危険な賭けに至る前の兆候を明らかにすることが目的で、研究の成果は、ギャンブル依存症を発症するメカニズムの解明に寄与していくものと期待され、日本においてギャンブル依存症の発症、進行及び再発防止の対策が講じられるように活用していく。

 セガサミーでは、既存のカジノ運営では為し得なかったカジノ施設内での全プレイデータを収集する仕組みを開発しており、それを今回の研究成果と結びつけることで、依存症の兆候がみられるプレイヤーを早期に発見し、深刻化を未然に防ぐ仕組みの確立を目指す。また、施設利用時における自制・抑制を促す施設オペレーションを確立することで、啓発、予防から医療機関等による治療との連携まで一貫した体系的なギャンブル依存症対策の構築も目指していく。

 セガサミーは2017年4月20日に韓国初の統合型リゾートを開業。2016年に日本でIR推進法(正式名称:特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律)が制定され、同社は国内でのIRの事業参入を目指し、設備やコンテンツだけでなく治安悪化やギャンブル依存症者の増加といった社会的課題の発生にも向き合うとしている。

京都大学

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大学ジャーナルオンライン編集部

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