文部科学省は、高校の学習指導要領案を公開し、一般からの意見公募(パブリックコメント)募集を始めた。2017年度の小学校5年生から対象となり、2022年度から実施予定の内容で、3月15日まで意見を受け付ける。

 文部科学省によると、改定案は言語能力、理数教育、伝統や文化に対する教育、道徳教育、外国語教育、職業教育の充実を柱に掲げた。これに伴い、国語では「現代の国語」、「言語文化」、「論理国語」、「文学国語」、「国語表現」、「古典探求」に科目を再編する。

 地理歴史科では「歴史総合」、「地理総合」を新設し、新しい共通教科として「理数」の新設などを打ち出している。情報科は科目を再編し、すべての生徒が履修する「情報Ⅰ」を新設、プログラミングやネットワーク、データ活用の基礎を学ぶ。数学Ⅰでは、統計を必修化し、必要なデータを収集、分析する能力を養う。

 公民科では「公共」を新設、政治参加や世論形成、財政と租税の役割、金融など、家庭科で消費者保護の仕組みや高齢者介護を学ぶなど、選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられたことを考慮し、社会で求められる能力や資質をはぐくむ姿勢も示した。卒業までに修得が必要な単位数は74以上で、現在と変わらない。

参考:【文部科学省】学校教育法施行規則の一部を改正する省令案及び高等学校学習指導要領案に対する意見公募手続(パブリックコメント)の実施について

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大学ジャーナルオンライン編集部

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