東京農工大学は2018年4月4日、中高一貫教育の東京都立小石川中等教育学校と高大連携、共同研究の協定書を結ぶ。4月から小石川中等教育学校の5年生(高校2年)が農学部国際家畜感染症防疫研究教育センターで粘菌(変形菌)の共同研究に入ることが決まっている。

 東京農工大学によると、協定の締結式は4日、東京都府中市晴見町の東京農工大学本部管理棟で開かれ、両校の関係者が協定書に調印する。協定に盛り込まれるのは
■東京農工大学の研究組織と小石川中等教育学校生徒の共同研究
■両校の教員間の研修、情報交換の実施
■東京農工大学の行事への小石川中等教育学校生徒の参加
-など。

 4月から東京農工大学と共同研究に入るのは、小石川中等教育学校5年生の増井真那さんで、増井さんは粘菌の研究で日本学生科学賞の内閣総理大臣賞を受賞した経験を持つほか、「世界は変形菌でいっぱいだ」(朝日出版社刊)の著書がある。

 今回の連携協定は、傑出した才能を持つ高校生が高校に在籍しながら、大学の最新研究設備を活用して高いレベルの研究に着手できるようにするのが最大の目的。指導に当たる両校の教員間の連携を密にして、理工系の進路を目指す高校生への支援を充実させる狙いもある。

 小石川中等教育学校は1918年に創立された東京府立第五中学校から都立小石川高校を経て、2006年に中高一貫校に生まれ変わった。小石川高校時代に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されている。

東京農工大学

農学、工学の視点から「持続発展可能な社会の実現」に向けた課題解決を目指す国立科学技術系大学。

東京農工大学は1949(昭和24)年に東京農林専門学校と東京繊維専門学校が統合して設立されました。しかし、その起源は明治7年(1874年)に設立された内務省農事修学場と蚕業試験掛にまでさかのぼります。現在では農学部と工学部からなる唯一の国立大学としてこれらの知[…]

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大学ジャーナルオンライン編集部

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