国立教育政策研究所高等教育研究部は、2014年度から全国の大学・短期大学に在籍する学生を対象に「大学生等の学習状況に関する調査」を実施。今回、2016年度調査での大学昼間部に関する結果を公表した。

 調査は2016年11月に行われ、全国の大学・短期大学の昼間部に在籍する18816名が回答した。

調査によると、「授業の予習・復習等」について、週あたりの平均時間は大学1年次、2年次でそれぞれ4.9時間、5.4時間だった。これは授業への出席時間の約4分の1程度となっている。 3年次は、週当たり平均5.0時間で、1、2年次とほぼ同程度。4年次後期は履修科目が少なく、2.9時間と最短だった。

 1・2年次の授業の予習・復習時間を専攻分野別でみると、授業への出席時間が長い「医・歯・薬」「看護・保健」「理・工・農」などで、予習・復習の時間も長い傾向にあることが分かった。しかし、いずれの専攻分野においても最頻値は「1~5時間」で、授業への出席時間が20時間前後となるのに対して、予習・復習にかける時間は十分とはいえない。

 「大学の授業以外の学習」の平均時間は、1年次2.1時間、2年次 2.6時間、3年次 4.0時間、4年次4.8時間となり、学年が上がるに連れて少しずつ増加している。回答分布では1・2・4年次で「0時間」がもっとも多く、それぞれ52.8%、48.2%、43.1%だった。3年次では「1~5時間」が39.0%と最も多いものの、「0時間」は2番目に多い38.8%だった。

 大学の授業以外の学習時間には、卒業後の進路の影響がみえ、公務員や、医師、弁護士などの専門職、大学院への進学を希望する3年次以上の学生では、「6時間以上」の割合がやや高くなる傾向が見られた。

 部活動・サークル活動の時間は、1年次5.1時間、2年次5.4時間、3年次4.2時間,4年次2.2時間。アルバイトの時間は1年次8.6時間、2年次10.1時間、3年次10.2時間だった。

参考:【国立教育政策研究所】平成28年度 大学生等の学習状況に関する調査研究―結果の概要(大学昼間部)―(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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