JAXA、名古屋大学などから成る研究グループは小型高機能科学衛星「れいめい」による観測データの分析とコンピュータシミュレーションの結果からオーロラが脈動する仕組みを解明することに成功しました。

 オーロラは宇宙から降ってくる電子が地球の磁気に沿って大気に突入するときに発光する現象です。オーロラの中には脈動オーロラという数秒ごとに明滅する物がありますが、これまでなぜこの瞬きが起こるのかは分かっていませんでした。

 「れいめい」は世界で最も短い時間間隔でオーロラの元になる電子を撮影することができる人工衛星です。「れいめい」による観測データを分析することで、脈動オーロラを作り出す電子が宇宙空間を飛び交っている電磁波から大きな影響を受けていることを発見しました。宇宙の電磁波は音の波に変換すると小鳥のさえずりのように聞こえることから、宇宙のさえずりやコーラスなどと呼ばれます。これを受けて、電子が電磁波から受ける影響をコンピュータで解析しまし、脈動オーロラが明滅を起こすメカニズムを解明することに成功したのです。「れいめい」には電磁波を観測するための装置も搭載されており、今後はコーラスの性質が解明されることも期待されています。

 オーロラを見るには緯度が高く寒い国まで行かなければならず、それだけでも大変な苦労です。その分実物を自分の目で見ることができれば計り知れない感動になるでしょう。その時オーロラの仕組みにまで思いを馳せることができたら、より深い感動を得ることができるかもしれません。

名古屋大学
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大学ジャーナルオンライン編集部

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