厚生労働省は、「生活保護受給世帯出身の大学生等の生活実態の調査・研究」の結果を公表した。調査対象者は、生活保護世帯出身で、大学・短期大学・専修学校・各種学校に在籍している者(2017年4月1日時点)のうち、生活保護世帯と同居している者4,445件(回収数は2,025件)。

 調査によると、進学までの状況について、生活保護世帯出身の大学生等の約60%が、高校2年生までに大学等への進学を考え始めている。主な進路相談者については、親が約65%と最も多く、次いで、学校の先生が約42%だった。 また、塾や予備校、通信教育を利用して受験勉強した生徒は約11% 。高校等に通っている頃のアルバイト収入を、進学のために使用した生徒は約48%だった。

 進学後の生活状況について、生活保護受給世帯出身学生で奨学金を利用している割合は86.5%。内訳は貸与型が68.8%、生活福祉資金が14.1%、給付型が8.7%と続いた。アルバイトに従事している割合は、83.3%。大学等での授業期間中、アルバイトの1か月平均従事日数は14日だった。

 2017年度の生活保護世帯の高等学校進学者数は17,641人、進学率は93.6%、大学等進学者数は4,282人、進学率は35.3%。

参考:【厚生労働省】「生活保護受給世帯出身の大学生等の生活実態の調査・研究」委託事業の結果を公表します

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大学ジャーナルオンライン編集部

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