2015年度の大学入試で国公立大は志願者数が前年を下回ったものの、私立大では増加していたことが、文部科学省のまとめで分かりました。センター試験の理科で文系受験生は「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目受験が必須となったほか、理系受験生の出題範囲が広がったことなどから、一部の受験生が国公立大を敬遠し、私立大を目指したとみられています。

 文科省によると、国立大の志願者数は38万8,690人で、2014年度より6,426人減少、倍率は4.0倍と2014年度の4.1倍を下回りました。公立大は15万4,372人で3,471人少なくなり、倍率は5.4倍と2014年度の5.6倍より低くなっています。これに対し、私立大は2014年度より5万3,150人多い354万6,046人が志願しました。倍率は変わらず7.7倍でした。全体の志願者は408万9,108人、倍率7.0倍となっています。出願者の人物像を学校側が求める学生像と照らし合わせて合否を決めるAO入試は、国立大で全体の半数を超す57.3%、47校139学部で実施され、2,679人が入学しました。実施大学、学部、入学者とも、わずかながら増加しています。公立大は実施学部数、私立大は実施大学数が減少したものの、入学者数は増えました。推薦入試は国立、公立、私立ともほぼ2014年度並みで推移しています。

 公立短期大学は入学志願者数6,766人、倍率2.3倍、私立短大は入学志願者数8万9,471人、倍率1.4倍。ともに志願者数が減り、倍率も下がっています。短大の入学者数は、公立、私立ともに減少し、受験生の4年制志向が強まっていることをうかがわせました。短期大学AO入試は、81.9%の私立短大で実施され、入学者数は1万2,593人とごくわずかに増えています。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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