文部科学省は、高大接続システム改革会議(座長・安西祐一郎日本学術振興会理事長)がまとめた大学入試改革を高校の次期学習指導要領と連動させる中間まとめについて、11月末まで国民から広くパブリックコメントを募集しています。中間まとめに対しては、具体性に乏しく、狙い通り実現するのか不安が拭えないなど、疑問の声が多いだけに、国民の反応に注目が集まりそうです。

文科省によると、意見募集の期間は10月1日から始まり、11月30日まで。電子政府の総合窓口イーガブウェブサイトの意見提出フォームから受け付けています。高大接続システム改革会議は国民の声を参考に、さらに審議を進め、最終的な取りまとめをする方針です。
中間まとめは8月末に了承され、9月に公表されました。大学入試センター試験に代わり、2020年度に開始予定の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」など2つの新テストについて、高校の学習内容が変わるのを踏まえ、2024年度から出題形式や対象科目を変更することを柱としています。
学習成果を測定するために2019年度からスタートする「高校基礎学力テスト(仮称)」は、次の学習指導要領が導入される2022年度まで試行期間とし、2023年度から大学入試に活用するとしています。
学力評価テストは対象が高校3年生。年に複数回実施し、当初は選択式と短文の記述式で出題します。次期学習指導要領で学ぶ生徒が高校3年生になる2024年度以後は、文字数の多い記述式問題も出題し、コンピューターを使って解答する方式も採り入れることにしています。数学と理科を合わせた「数理探求(仮称)」が高校の新科目となるため、知識だけでなく思考力の評価にも重点を置く方針です。

出典:【文部科学省】高大接続システム改革会議「中間まとめ」に関するパブリック・コメント(意見公募手続き)の実施について

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大学ジャーナルオンライン編集部

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