日本初のデータサイエンス学部(仮称)設置で人文社会系大学から文理融合型大学へ転換を図る滋賀大学の取り組みが、文部科学省の国立大学改革強化推進補助金事業に選ばれました。滋賀医科大学、京都大学、大阪大学と連携し、自然科学分野の多様な知識や知見を結集、先行事例のない最先端の教育プログラム、教材の開発、教育の質保証システムの確立を目指します。ビッグデータの活用は新産業の創出につながるとみられ、経済界の注目を集めそうです。

滋賀大学によると、2016年度に統計学やデータ解析だけでなく、情報管理の専門家らも集め、データサイエンス教育研究センターを開設。国内外の大学教育の実態や企業が求める人材などについて調査したうえで、2017年度に新学部をスタートさせます。
新学部は定員100人。他大学との連携で第一線研究者の授業を受けるほか、長浜バイオ大学、滋賀医科大学との連携授業も計画しています。買い物カードの購買履歴やIC乗車券の乗車記録、電子カルテなどのデータを総合的に分析し、売れ筋商品や流行の予測、無駄のない医療検査、効率的な人の誘導などの研究も進めたい考えです。

ビッグデータ時代を迎え、データの利活用で付加価値を生み出すことが広く求められる時代となりましたが、日本の大学には統計学の専門学部がなく、データ分析のスキルを持つ人材が極めて少ないという状況が続いています。新学部の登場は現状打開の一歩として大きな期待を集めるとみられています。

出典:【滋賀大学】平成27年度「国立大学改革強化推進補助金」の選定について

滋賀大学

豊かな人間性とグローバルな視野を備えた専門性の高い職業人の養成と、創造的な学術研究への挑戦を通して、人類と社会の持続可能な発展に貢献する。

学生の主体性を尊重しつつ、幅広い教養と高度な専門知識を育む教育を追求します。滋賀の歴史と文化の継承と発展、及び琵琶湖を起点とする自然環境の保全を実現する特色ある教育を追究します。また、グローバルな視野を育て、国際理解を深める教育の充実に努めます。[…]

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大学ジャーナルオンライン編集部

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