北里大学(東京都港区)は、2015年11月29日に第11回農医連携シンポジウム「食と健康のつながり ~生命を支える食のはたらき~」を白金キャンパスで開催します(入場無料)。同大学の農医連携教育研究センターでは、人類全体の健康と福祉に役立つことを目標に、「農医連携(農学と医学の知の統合)」の取り組みをしており、食と健康に関する学術研究、動物介在医療の実践、東洋医学の普及を主なテーマとして掲げています。

 今回のシンポジウムでは、学内だけではなく、学外からの教授らも登壇。第1部では、鹿児島大学の叶内宏明准教授(共同獣医学部)が「壺作り米黒酢摂取の健康増進効果」について講義。続いて、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の大石勝隆氏(バイオメディカル研究部門生物時計研究グループ長)が「体内時計からみた食と健康」について話します。
第2部では、新潟大学院の加来賢准教授(医歯学総合研究科)が登壇し、コラーゲンを食べたらコラーゲンが出来るのか?という内容で「コラーゲン生合成における翻訳後修飾とその分子機構」を講義。次いで、小林義典教授(北里大学薬学部)による「東洋医学における食と養生」の講義が行われ、最後に総合討論も行われる予定です。

 参加希望者は、氏名・所属・連絡先を記入の上、メール、またはFAXで申し込み可(詳細は下記、農医連携シンポジウムのサイトへ)。

出典:【北里大学農医連携教育研究センター】農医連携シンポジウム

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生命科学の総合大学として4つのフィールドから総合的にアプローチ

北里大学は、病院や研究所、大学院、専門学校など多様な組織を持ち、有機的な「知」のネットワークで、生命科学のフロンティアを一歩ずつ切り拓いています。生命現象を解明するために4つの分野、「生命科学の基礎的研究を行う分野」「動植物と環境に関する分野」「人間の生命と健[…]

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