玉川大学(東京都町田市)学術研究所 K-16一貫教育研究センターは、2015年11月28日、国際バカロレア(IB)教育フォーラム「IBとアクティブラーニング -研究と実践-」を開催。同フォーラムは、教育関係者だけでなく、IB教育をこれから勉強しようとする人まで幅広く対象としたフォーラムで、今年度で8回目を迎えました。

 世界的に通用する大学入学資格 IBプログラムは、「指導」と「学習」の構成主義的側面をもつことが特徴です。そこで、今年度のフォーラムは、若者が常に知的好奇心と自発性をもって、生涯学習者となるための“学びの姿勢”を身につけていけるよう「IBとアクティブラーニング」を中心に構成されました。

 午前の部は、小原 芳明学長の挨拶、文部科学省大臣官房国際課 小林克嘉氏による講演からスタート。小林氏は、「日本へのIB教育の導入の現状と展望」と題し、従来の日本型教育プログラムとIBプログラムを融合などについて語りました。また、奈良教育大学の渋谷 真樹氏による「日本の学校教育に活かすIB」など、計5講演が行われました。

 午後は、分科会・体験型ワークショップ形式で開催。英語「ビジュアルインタープリテーションを授業に取り入れる ~広告から学ぶ説得の技法~」や地理「多角的に見る世界~アフリカゾウのこと、ご存知ですか?」、また模擬国連「交渉の基礎」など、教科毎に行われました。

同大学の同研究センターでは、K-16(幼稚園から大学)の教育活動の充実を求めて、研究と実践を進めています。研究部門の中には、「バカロレア教育グループ」が設置されており、国際的視野に基づいた多文化理解力を持ち、世界市民として世界平和に貢献できる人材の育成を目指し、研究に取り組んでいます。

 

玉川大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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