リクルートホールディングスは、2015年12月15日、各領域におけるトレンドを予測する「トレンド発表会」を開催、進学領域の2016年予測トレンドキーワードを「相互選択型入試」と発表しました。

 相互選択型入試とは、偏差値で大学を選ぶ入試ではなく、大学の求める学生が受験をする入試のことを言います。大学がどのような人材育成をし、どのような意欲をもった学生を求め、どう評価するかということを重視し、受験生である高校生は、大学が重視する点を受けて自分に合った大学を主体的に選択する、という大学と高校生が相互選択をする入試が増えているという背景が関係しています。

 相互選択型入試が増えている理由としては、次の5つの点が挙げられます。「これから求められる“学力の3要素”と“確かな学力”」、「社会的後押し(政府が進める高大接続革命の働き)」、「時代背景~求められる人材像の変化~(①企業からの要請②高校生の課題意識③大学の変化)」、「方向性は、大学の理念にあった人材の多面的・総合的評価(学力+意欲)」、「全員ではなく、まずは教室の前から座る意欲の高い30%をどう獲得するか」です。

 近年では九州大学や東北大学などの国立大学だけでなく、国際基督教大学などの私立大学でも相互選択型入試を実施しています。また、お茶の水女子大学では2016年より「新フンボルト入試」と称した「ポテンシャルが高く、尖った、自ら問題を発見する主体性のある学生」を育成すべく相互選択型入試を実施する予定です。こちらの試験は二次選考を実験室・図書館で行い、単に知識の多寡を問うのではなく、レポートの作成、発表、討論等を行い、圧倒的に突き抜けた力(情報探索力、思考力や論理構築力など)を多面的に評価すると発表しています。

参考:【リクルート進学総研】発表!2016年のトレンドキーワード

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大学ジャーナルオンライン編集部

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