文化庁は、2015年度の芸術祭賞を21の個人と15団体に贈ると発表し、大阪音楽大学は、大学として唯一、音楽部門で優秀賞を受賞しました。同大学はこれまでに2005年、2011年、2014年に大賞を受賞しており、2年連続の受賞となりました。

 文化庁では、芸術の創造と発展を図るとともに、広く一般に優れた芸術作品を鑑賞する機会を提供し、日本の文化の向上と振興に資するため、1946年から芸術祭を毎年実施しています。2015年度の文化庁芸術祭賞の対象となったのは、2015年10月2日から11月10日の期間に、関東および関西で行われた演劇52件、音楽41件、舞踊28件、大衆芸能47件の参加公演、10月1日から11月30日の期間に放送されたテレビ・ドラマ16作品、テレビ・ドキュメンタリー40作品、ラジオ33作品並びにレコード31作品。高い独創性や企画性などを基準とし、各部門ごとに大賞、優秀賞、新人賞の審査が行われました。

 音楽部門の大賞に選ばれた作品は、義太夫節浄瑠璃の人間国宝竹本駒之助さんによる「鎌倉三代記」八ツ目切「三浦別の段」の演奏、優秀賞には、ピアニストの小山実稚恵さんのデビュー30周年記念~秋~の演奏、尺八奏者石川利光さんのリサイタル、大阪音楽大学のオペラ公演「ファルスタッフ」が選ばれました。

 大阪音楽大学のオペラ公演の受賞理由は以下の通りです。
「演奏と演出がうまく噛かみ合って心から楽しめる舞台を実現していたのが高く評価された。スコアをよく読み込んだ演出は特筆に値し、言葉遊び豊かな字幕も秀逸で、主演の田中勉を始め、各人の持ち味がよく発揮されていた。女性陣の配役に若干の疑念が見られ、オーケストラの音が前に出過ぎるなど気になる点もあったが、優秀賞にふさわしい公演であったことは衆目の一致する所である。」

 文化庁芸術祭賞の贈呈式は、2016年1月21日と2月8日に行われ、トロフィーおよび賞金(大賞:60万円、優秀賞:30万円、新人賞:20万円)が授与されます。
参考:【文化庁】平成27年度(第70回)文化庁芸術祭賞の決定について

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大学ジャーナルオンライン編集部

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