昭和女子大学(東京都世田谷)グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科の保田隆明ゼミが“疑似会社女子大生”という団体を立ち上げ、渋谷駅地下コンコースに2015年1月19日、「もしも女子大生が愛媛のみかんを渋谷で売ったら」をコンセプトにしたワゴンショップを期間限定オープン。24日までの6日間、10時から22時まで営業を行いました。

 この活動は、アントレプレナーシップやコーポレートファイナンスを専攻する同ゼミの授業の一環で、商品提案や仕入れ交渉、資金調達などのプロセスを体験しながらビジネスのノウハウを学ぶことを目的としています。出店に際し“疑似会社女子大生”を設立し、学生たちが人事や広報、財務などのチームに分かれてプロジェクトを運営。初期費用16万9,000円を賄うため、疑似株(1口1,000円、169株)も発行しました。
同団体のミッションは「みかんを信じ、みかんを愛し、みかんにつくすこと」。かつては日本の冬の風物詩だった「こたつでみかん」の光景が核家族化やライフスタイルの変化により減少したことから、同プロジェクトで新しいみかんの楽しみ方を紹介し、みかんの消費量アップを目指しています。

 学生たちは出店場所決定後、グループに分かれ企画立案、マーケティング、プロモーションなどを実施。同所での中心購買層は30~60代の主婦や仕事帰りのサラリーマンである中、同世代の若年層もターゲットしたいことからツイッターなどのSNSを活用するなど、アイディアを出し合いました。当日は、1日6~10人が交代で店頭に立ち、愛媛県松山市から借りているはかまや法被などを着て接客。商品を手に取りやすいように、ショーケースの前にテーブルを置くなどの工夫も凝らしました。

 副代表を務める山崎萌(めぐみ)さんは「ゼミ生20人が同じ目標を共有するために、ビジョンを伝えるのが難しかった。仕事をうまく振り分けられず、負担が増えてしまうこともあった」と振り返り、企業とのやり取りでは「商品の仕入れ数や仕入れ値の交渉などで、ロジカルに説明するのが大変だった」と語りました。

 販売した商品、清光堂(愛媛県今治市)の「みかん大福」(450円)、「みかんわらびもち」(650円)など、連日完売。売り上げの詳細などについては、同プロジェクトを振り返る疑似株主総会(2016年1月28日開催)で報告される予定です。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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