大学進学時の進路選択に教師より親の影響が大きいことが、経済産業省の調査で明らかになりました。両親のうち、母親は将来、資格や免許を取得できる進路を強く望む傾向が出ています。

 調査は40歳未満の社会人1万人(理系出身4,059人、文系出身5,941人)が対象。2015年12月から1月にかけ、大学の学部、学科を選択する際に影響を及ぼした原因を聞き取りました。

 それによると、進路選択で最も影響を受けたのは、文系、理系を問わずに両親で、全体の40%以上を占めました。その次に多かったのが、高校時代の教師、先輩、友人でしたが、合計しても10%ほどにとどまっています。

 学部学科別にみると、医学部や歯学部、看護、保健関係、工学部系の建築、土木関係への進学は、親の意向が強く反映していました。これに対し、情報、物理、生物、化学など他の理系学科では、そうした影響をあまり見られませんでした。親が望む職業は父親だと建築、土木系の技術者や医師、母親だと資格や免許を必要とする仕事が目立ちました。

 文理選択については、高校時代に数学が得意だった人が理系を目指し、逆に不得意だと文系を選ぶ傾向が見られました。理系に進んだ人の30%以上が最も得意な科目として数学Ⅰ、Ⅱを挙げたのに対し、文系に進んだ人では最も苦手な科目に30%以上が数学Ⅰ、Ⅱと答え、それぞれ最多となっています。

参考:【経済産業省】理工系人材育成に係る現状分析データの整理(学生の文・理、学科選択に影響を及ぼす要因の分析)(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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