慶應義塾大学は日立ハイテクノロジー、日立製作所と共同でバンダイの新しい知育玩具「やさしさ育つよ なかよしアンパンマン」の開発に協力しました。「やさしさ育つよ なかよしアンパンマン」はアンパンマンの人形とトイレや洋服、布団などの道具を使ってお世話遊びができる玩具です。1歳半ごろの子どもが親子で見立て遊びをすることで言葉の発達を促したり、2歳ごろの子どもが自発的に優しさ育むことができます。

 これまで日立ハイテクノロジー、日立製作所は脳科学の観点からものづくりを推進する取り組みを行ってきました。その一環としてバンダイの知育玩具「BlockLab®」シリーズなどの開発に協力してきました。この度発売される「やさしさ育つよ なかよしアンパンマン」には慶應義塾大学の直井望特任助教らと行った子どもの見立て遊びに関する検証結果が活かされています。

 直井特任助教らは17から18カ月の子どもに絵本の読み聞かせをしながら人形を使った見立て遊びを見せ、その後の行動への影響を調べました。その結果、読み聞かせのみを行った場合と比較して子ども自身が見立て遊びを行う回数が多くなることが分かりました。しかし同じ実験をモニターを通して行った場合はその回数に変化はありませんでした。このことから大人が直接読み聞かせを行うことが重要であると考えられます。また子どもが読んでいる人の顔に注目している時間の長さと見立て遊びの回数についても調べたところ、注目時間が長い程回数が増えることも明らかになりました。

 慶應義塾大学、日立ハイテクノロジー、日立製作所は引き続き連携して脳科学の研究を進めながら、そこから得られた知見をものづくりに活かす取り組みを進めていくとしています。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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