聖徳大学短期大学部(千葉県松戸市)は、株式会社 千葉興業銀行(同県千葉市)、株式会社ヤマト(同県鴨川市)及び株式会社たんぽぽ農園(同県南房総市)と連携して、地域の農産物等を活用したパンの新商品を開発。2016年3月1日(火)に、南房総市富浦町深名の「南房総道楽園」内にオープンする「カメリアベーカリー」にて発売する予定です。

 今回の連携事業は、同銀行が南房総地域の食材を生かした商品開発の企画を同大学短期大学部に提案したのがきっかけ。同銀行は、南房総市と締結した「地域再生・活性化支援に関する相互連携協定」に基づき、若い観光客の満足度アップを狙う株式会社ヤマトと、日頃の研究成果を地域振興に役立たせたいという同大学短期大学部の橋渡し役となり、地域の農産物を活用した新商品開発と観光プロモーション活動を通した地域活性化策を提案しました。

 提案を受けた同大学短期大学部では、製菓やパン作りを学んでいる学生(総合文化学科)が新商品のアイデアを出しながら試作を重ねて開発。そのレシピを株式会社ヤマトに提供し、同社が経営する「カメリアベーカリー」で発売します。
発売する新商品は、「ときめく南房総 花のデニッシュ」(イチゴ、夏みかん、ミニトマトの3種)、「ときめく南房総 フルーツメロンパン」(メロン、レモン、イチゴ、バナナの4種)。商品名も学生が考案したもので、「ときめく」は同大学の学生が商品開発したときに共通して使用する名称としました。

 同大学短期大学部は、2013年に文部科学省の「地(知)の拠点事業(大学COC)」(※1)に採択されて以降、地元の松戸地区での地域貢献を授業の一環として取り入れてきました。さらに、2015年度からスタートした千葉大学を中心とする COC+事業に事業共同体としても参加し、人口流出地域において地方創生に貢献する取り組みも展開。今回の産・学・金(民間企業・教育機関・金融機関)連携による商品開発はその第一歩となりました。

※1 大学COC(Center of community)とは、文部科学省の補助事業で、地域の課題(ニーズ)と大学の資源(シーズ)のマッチングにより、地域と大学が必要と考える取り組みを実施。大学は自らがもつ“知”を地域再生・活性化のために活用し、地域は自らがもつ“教育力”を大学に還元する。また、大学と自治体・地元企業等が組織的・実質的に協力できる環境の構築を目指している。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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