大学入試センター試験に代わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の物理、世界史のマークシート式問題イメージ例が、文部科学省から公表されました。物理は実験から情報を収集し、考察、分析する力、世界史は歴史資料を読み解き、多角的に考察する能力を評価するものになっています。

 文部科学省によると、物理、世界史の問題イメージ例は、文科省の有識者会議に提出されました。物理は一定の速度で走るソーラーカーの太陽電池の発電電力を求める問題などを出題しています。与えられた情報からデータを集め、仮説を立てて検証する能力を評価するようになっています。
世界史は日本、中国、西欧、旧ソ連の国内総生産(GDP)の推移を示したグラフから、各国、地域の政治、経済の変化を把握できるかを問う問題が出題されました。複数の歴史事象と関連づけながら、多角的に考察して仮説を設定し、論拠に基づいて適否を判断する能力を重視した内容です。
正答となる選択肢が1つに限られず、複数存在しているものがあるほか、解答数を1つとせず、全正解を選ばせる設問も設けられました。この点が過去のセンター試験と大きく違っています。

 大学入学希望者学力評価テストでは、マークシート式の問題を残しながら、国語、数学に記述式問題を導入する方向。問題の難易度などについては今後も、有識者会議で今回のイメージ例をたたき台にして検討を進めます。

参考:【文部科学省】高大接続システム改革会議(第11回) 配付資料

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大学ジャーナルオンライン編集部

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