災害時に子供たちが取るべき行動をカードゲームで学べる防災、減災用教材「減災アクションカードゲーム」が、東北大学大学院生らによって開発されました。2011年3月の東日本大震災から5年を迎えるのを機に、東北大学生活協同組合から3月10日に発売されます。

 東北大学によると、このカードゲームは災害時の行動について▽問題文を読む▽答えの行動を示す絵札を3秒以内に取る▽その行動について30秒以内で説明する-ことにより、災害時に命を守ることができるとっさの判断を、ゲームを通じて養えるようになっています。

 ゲームは進行役1人と4~7人でプレイヤーが参加します。進行役が問題文を読み上げると、プレイヤーはカルタのように27枚のカードから1枚を選んでいきます。カードを選んだ理由を説明し、他のプレイヤーの賛同を得られたら、ポイントを得る仕組みです。問題文には「学校の教室にいるとき、地震が起きたらどうする」、「海にいるとき、小さな地震が発生したらどうする」、「台所で料理中に緊急地震速報が耳に入ったら」などがあります。大学院生らはさらに問題文に工夫を加えることで、海外から日本へやってきた留学生の安全教育に活用できるよう改良することも計画しています。

 大学院生らは2014年度から学生自主企画活動で児童向け教材として作製にかかり、2015年3月の国連防災世界会議で公開したところ、問い合わせが相次ぎました。東北が東日本大震災の地震、津波で大きな被害を受けたことから、地震、津波に焦点を当てた仕様に改め、商品化しました。

東北大学
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大学ジャーナルオンライン編集部

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