宮城県仙台市では地域企業と大学などが連携し、県内大学新規卒業者の地元就職率の向上を図り、中小企業の喫緊の課題である人材の育成・確保・定着に向けた取り組み「中小企業情報発信事業(WISE・ワイズ)」をスタート。「WISE」は、“Work-style Information by Student’s Eye”の略で、仙台市の大学に通う学生が、学生ならではの視点で地元の企業を取材し、新たな地域密着型の就職情報誌とWEBサイトを制作するプロジェクトです。

 県内の地元企業は、業務内容、地域に密着した社会貢献など、さまざまな取り組みにおいて多くの魅力を持ちながらも、その良さはほとんど学生に知られることなく、人材の確保が課題となっています。企業を選ぶ学生も、就職サイトに名を連ねる大手企業や首都圏企業に気が向きがちであり、今回のプロジェクトでは、学生に地元企業の魅力を再発見してもらうことが目的です。

 同プロジェクトは、「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)※1」に参加している地元大学12校、地元企業や金融機関などが連携。取材活動では、大学生34名が記者となり、11班に分かれて地元中小企業を訪問し、63社に対してインタビューを実施。その内容をまとめ、2016年3月11日にはWEBサイト「WISE」をオープンしました。取材した企業情報を業種・エリア・会社名から検索することができ、学生記者の紹介なども閲覧することができます。

 また、2016年3月13日、東北学院大学(土樋キャンパス)において「学生記者と取材企業による成果発表会」を開催。プロジェクトの説明、取材企業の事例発表、プロの仕事道具紹介、企業による取材後の感想発表、優秀学生記事の表彰などが行われました。

※1 文部科学省の補助事業で、地域の課題(ニーズ)と大学の資源(シーズ)のマッチングにより、地域と大学が必要と考える取り組みを実施。大学は自らがもつ“知”を地域再生・活性化のために活用し、地域は自らがもつ“教育力”を大学に還元する。また、大学と自治体・地元企業等が組織的・実質的に協力できる環境の構築を目指している。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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