狭域防災情報サービス協議会は、平成28年熊本地震において、特に被害の大きい熊本県を中心とした地震前後の被災地の地形・建物の変化を航空写真で比較できる「被災状況マップ」をWEB上で公開。被災地の災害状況を可視化することで救助活動を支援する目的から、災害発生後の一定期間は無償提供としている。

 今回公開した「被災状況マップ」では、平成28年熊本地震の①推定震度分布と震度別曝露建物棟数、②推定震度分布と曝露人口、③震度分布図、④発災前後画像の4つを公開。特に④は約2年前の衛星写真と地震後に撮影された航空写真と組み合わせて建物を赤枠で表示し、被災前後の画像を比較することで災害の規模や影響をスピーディに把握することを目的としている。例えば熊本県南阿蘇村で崩落した阿蘇大橋周辺では、土砂崩れがあった場所に建物が数棟存在するのが確認できる。京都大学防災研究所巨大災害研究センターが研究協力している。

 このマップによって流出した家屋の特定、国勢調査のデータなどに照らした被害者数の推定など、被災状況を瞬時に確認すること、さらには被害の規模を俯瞰することで救助活動の優先順位を決めることができ、迅速かつ効率的な救助活動を支援するものと期待される。

「被災状況マップ」提供の目的は、一人でも多くの命を救うための活動を支えることにある。今後の救援活動に役立つよう、追加情報が入り次第、順次更新を行うとのこと。

参考:【狭域防災情報サービス協議会】被災状況マップ

京都大学

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