4月14日の熊本地震発生から1カ月近くが経ち、被災の傷跡が各地に残る中、地元の大学生らが避難所でボランティアとして奮闘している。食料や水、物資の確保など避難住民の世話に尽力し、避難所の大きな力となって喜ばれている。

 熊本県熊本市の井芹中学校では、地元の崇城大学から15人の学生がボランティアとして集まり、最大時で1,500人いた避難住民をサポートしてきた。県外から送られてきた物資の管理や支給を受け持ち、水が止まったときにはプールの水をバケツリレーで運ぶなど若い力をフルに発揮して避難住民を支えた。

 熊本市の文徳高校では崇城大学の学生2人が高校の教員や生徒と協力し、多いときで120人いた避難住民を支援した。下宿している学生は避難住民がいる体育館に泊まり込んで活動し、水や物資の配布に力を尽くした。
ゴールデンウィークの後半は各地でボランティアの不足が問題になっただけに、地元大学生の力が大きな助けとなった。

 熊本県内の大学は熊本大学、熊本学園大学、熊本県立大学、崇城大学が9日から授業を再開した。東海大学熊本キャンパスは16日から再開する予定。南阿蘇村にある阿蘇キャンパスの被害が大きかった農学部は、暫定的に熊本市の熊本キャンパスで授業を再開が検討されている。

崇城大学

積極的な人間力・グローバルに活躍する実践力を磨く総合大学

崇城大学は、薬学・生物生命学・工学・情報学・芸術学部の5学部9学科を展開する総合大学です。従来型の教育体制から一歩抜けだし、学生の好奇心を引き出す "仕掛け”により、多くの学生がアクティブに授業や研究に取り組み、「心にやる気の火がついた」積極的な人間力の高い人[…]

熊本学園大学

教育における「学生第一主義」のもと、文理融合型の教育を実践

熊本学園大学は、「師弟同行・自由闊達・全学一家」の建学の精神を礎に、商、経済、外国語、社会福祉学部第一部・第二部の5学部11学科を擁する文系総合大学です。広く知識を授けるとともに、専門学術の理論を深く教授研究し、熊本県の海外発展国際的活動の伝統と私学特有の自由[…]

熊本大学

真実や新しさを探求。熊本大学は「真のグローバル大学」をめざす

130年を超える長い歴史と伝統を持った熊本大学は、教育戦略に「旧制五高以来の剛毅木訥の気風を受け継ぎ、“Global Thinking and Local Action”できる人材育成」を掲げています。輝く未来のために新しい創造的な「知」が生まれ育ち、いかなる[…]

東海大学
熊本県立大学

人文科学系、自然科学系、社会科学系の3つが有機的に結合した先進的な集約型大学

熊本県立大学は、「地域に生き、世界に伸びる」をスローガンに、豊かな教養を備え、21世紀の地域社会ひいては国際社会の発展に貢献できる、有為で創造性豊かな人材を育成しています。文、環境共生、総合管理の3学部3研究科からなり、人文科学系、自然科学系、社会科学系の3つ[…]

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