千葉大学では、腹腔鏡手術の技術向上に貢献すべく、安価な訓練器具を製品化し、全国に向け1700本以上を販売。現在、海外への製品展開に向け準備を進めている。

 千葉大学フロンティア医工学センター中村亮一准教授らは、日本高分子技研株式会社と安価で手軽に利用できる内視鏡外科手術訓練器具、「腹腔鏡下手術用トレーニング器具・練習用持針器EYP2009-CNKシリーズ」を共同開発。その性能と有用性は高く評価され評判を呼んでいる。

 内視鏡外科手術に必要な器具の操作技術を会得するためには、継続的な訓練が重要である一方、臨床手術器具(持針器)を練習専用として利用するには20万円前後もするため、高価すぎるという現状があり、中村准教授らは、最も訓練を必要とする若手外科医でも手に入れやすい、安価で手軽に利用できる訓練器具を開発した。

 臨床用と遜色ない操作性、物を握った時に離さないようにする持針性能を損なわず、加工・中間コストの低減、梱包の簡略化等の工夫によりおよそ10分の1の2万円代まで価格を抑えることができ、発売開始後約2年間で全国で1,700本以上を販売。現在は、アジア・欧州への製品展開に向け準備を進めている。

千葉大学

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大学ジャーナルオンライン編集部

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