武庫川女子大学文学部教育学科・酒井達哉ゼミでは2016年5月20日、地元西宮の洋菓子店「パティスリー ベルン」のパティシエ・倉本洋一さんを招き、学生がいちごジャムづくりを体験した。

 酒井ゼミでは、3年前から市立甲山自然環境センターなどと連携し、西宮固有の遺伝子を持つメダカの繁殖など、地域の子どもたちに西宮の自然の魅力を伝える活動を行っている。

 その一環として、大学のある鳴尾地区で栽培されていた「鳴尾苺」を地域教材として活用するため、2014年度から栽培を開始。2015年度にはオープンした学校教育館の屋上でイチゴ栽培をスタートさせ、子株を増やしていった結果、同学キャラクター「ラビー」から名を取った「ラビーいちご」が誕生した。今では小学生を対象に「鳴尾苺」の歴史を伝える出前授業とともに、イベントなどで「ラビーいちご」の栽培キットをプレゼントするまでになった。今年度は栽培面積を5倍に拡大し、約20キロの収穫を見込んでいる。

 今回ジャム作りに使用したのはもちろんこの「ラビーいちご」。学生たちは倉本さんの「ジャムの糖度は日持ちに関係してきます」といった豆知識に耳を傾けながら目を輝かせて取り組み、完成したジャムは、後日開催されたホームカミングデーの参加者にふるまわれた。倉本さん直伝のジャムレシピは、今度は学生が小学生に伝えていくことになる。

 今後は畑の土壌改良と500株の苗の植え付けを行ったのち、11月上旬には市内小学生2年生を対象に「鳴尾苺」の歴史と「ラビーいちご」の育て方についての授業が開催予定。2017年春には「パティスリー ベルン」に「ラビーいちご」を使った商品の開発を依頼し、同学学生たちも参加する予定という。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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