近畿大学は、日本の大学としては初めてクラウドファンディング運営株式会社CAMPFIREと提携、クラウドファンディングを利用して外部研究資金を募集すると発表した。

 クラウドファンディングとは、起業家などがインターネットにより不特定多数の人から資金を募るシステムで、CAMPFIREはこれまで2000件以上のプロジェクトで総額約9億円を調達するなど日本最大級のクラウドファンディングを運営している。

 近畿大学では、近大マグロのように研究成果が社会貢献につながる教育と研究を行っており、CAMPFIREと連携することで、研究体制のさらなる充実だけでなく、クラウドファンディングの利用によりその研究の社会的ニーズを探ることができるとしている。

 利用第1弾となるのは、工学部「近大ハニー」の研究資金。2014年にスタートしたこのプロジェクトは、化学生命工学科准教授の山本和彦氏と建築学科准教授の松田博幸氏が中心となって立ち上げた。ハチミツは世界的に生産量の減少が問題となっており、特に国産ハチミツは自給率7%にとどまっている。そこで学科の垣根を越えて「近大ハニー」づくりを開始し、キャンパス内に約9万匹の蜂を飼育、2015年には24kgのハチミツを集めた。養蜂だけでなく、今後は健康機能を強化したハチミツ生産や地元への観光資源提供、雇用創出など社会貢献を目標としている。CAMPFIREで調達する研究資金の目標金額は20万円で、蜂の巣箱を購入するために使われるという。

 今後は月1件を目標にプロジェクトを立ち上げてCAMPFIREにより研究資金調達する予定で、将来的にはクラブ活動等の学生支援にもつなげる。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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