九州大学の先端ラーニング・テクノロジー研究室は、株式会社アドインテのWi-Fiセンシング機器「AIBeacon」を活用し、人工知能に大学施設内の“今”の混雑状況と“これから”の混雑予測を知らせるシステム「K-now」を開発。サービスを開始した。

 キャンパスで生活をする学生や教職員たちは、日々、食堂やバス停、施設の混雑に悩まされているという。食堂を利用する場合やバス停に向かう際、「現在の混雑状況がわかると便利」という声が多く寄せられたことから、先端ラーニング・テクノロジー研究室は、九州大学の“今”の混雑状況を知らせるシステム「K-now(ノウ):Kyushu University Now」を開発。

 「K-now」では,アドインテが開発した「AIBeacon※」というセンサーを使用。「AIBeacon」に電波接触したスマートフォンやノートパソコンなどの無線機器を計数することで、センサー周辺の混雑状況を推定。さらに、人工知能が過去の混雑データを活用しその後の混雑予測もしてくれる。

 ユーザーは、スマートフォンやノートパソコンから「K-now」が提供するWebページにアクセスすることで、キャンパス内の食堂やバス停、施設などの混雑状況を把握することができる。反対に、Webページを通して、ユーザーから現場の混雑レポートを返すことも可能。

 今後は、システムが推定している混雑レベルとユーザーが感じる混雑レベルのギャップを埋めるためのログ分析を行い混雑状況の推定精度を高めるとともに、学内の関連プロジェクトと連携して、混雑予測性能を高める工夫を行っていくという。

※「AIBeacon」とは、スマートフォン近距離無線通信技術を利用した独自の通信モジュールとして、Wi-FiとBLEの機能を搭載した端末。

九州大学
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「基幹教育」と「専攻教育」から成立する学部教育。生涯にわたって学び続けることを幹に持ち、行動力を備えたアクティブ・ラーナーへと育つ力を培います。深い専門性や豊かな教養へとつながる知識・技能と、新たな知や技能を創出し未知な問題を解決するもとである「ものの見方・考[…]

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大学ジャーナルオンライン編集部

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