産業技術総合研究所は早稲田大学に生体システムのビッグデータを解析するオープンイノベーションラボラトリ(※1)を設立した。産総研のラボラトリ設置は4例目、私立大学には初めてとなる。

 産総研によると、設置されるのは早稲田大学西早稲田キャンパス。早稲田大学が有する日本有数の生体システムビッグデータと産総研の情報解析技術を合わせることで、生命現象のメカニズムをシステムとして理解し、疾病メカニズムの解明や医療への貢献を目指した研究開発を進める。

 産総研は今後予定する研究として
■一細胞単位での挙動を解析したシングルセルデータから疾病発症メカニズムの解明
■微量組織データから生体モデリング技術の開発
■腸内フローラデータから疾病関連因子同定技術の確立
-などを挙げている。

 同時に、産学官ネットワークの構築で民間企業参画による基礎研究の強化や世界標準となる最先端の生命情報解析技術の研究にも手をつける。

 早稲田大学は一細胞単位での挙動解析蓄積量が日本最大で、細菌のゲノム全部を網羅的に解析するメタゲノム解析や、新しい生命データを創出する基礎研究に秀でており、ラボラトリ設置場所に選ばれた。

※1 オープンイノベーションラボラトリ 卓越した研究成果を持つ大学などに産総研が研究拠点を設置、大学と共同で集中的に研究を進め、実用化への加速を目指す事業

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大学ジャーナルオンライン編集部

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