城西大学薬学部、埼玉県保健医療部薬務課、埼玉県化粧品工業会らが連携し、イスラム教で禁止されている成分を一切排除したハラル認証(※)化粧品「Melati(メラティ)」を開発。2016年8月19日から発売を始める。

 城西大学薬学部は2014年、埼玉県保健医療部薬務課、埼玉県化粧品工業会とともに「ハラール化粧品原材料等研究開発コンソーシアム」を設置。イスラム教で禁止されている豚由来成分やアルコールを一切排除した自然派化粧品の開発を進めてきた。三者の研究成果を基に、石田香粧株式会社がハラル認証に適合した化粧品を製造。埼玉県が定めた「ハラール化粧品GMP(Good Manufacturing Practice)リファレンス」を参考に、成分だけではなく成分の製造工程までも厳しくチェックして製品化した結果、2016年7月21日に宗教法人 日本イスラーム文化センターから「ハラル認証」を与えられた。

ムスリムは、1日5回の礼拝時にメイクを落とすこと、ヒジャブで覆われていない部分の日焼け予防意識が高いことをふまえ、商品ラインナップはメイクアップリムーバーと、化粧水・乳液・美容液の3機能をもつオールインワンのホワイトジェル、日焼け止め用クリームのUVケアクリームの3アイテムに決定。処方の検討等を含め2年以上かけて完成させたという。株式会社グレートが総販売元となって発売される。

 発売開始後は、“MADE IN JAPAN”ブランドのハラル認証化粧品として、訪日観光客が多く足を運ぶドラッグストアやホテルなど国内市場のほか、ムスリムが多い東南アジアや中東諸国などへの販路拡大を目指していく予定。

(※)対象となる製品・サービスに対して認証機関が審査を行い、それらがイスラム法にのっとって生産・提供されたものであることを証明する制度。ハラル認証を取得した製品は、「ハラルマーク」と呼ばれるロゴを製品に貼付することができる。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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